2012.10.05 猫のため?
こそこそ隠れずに野良猫のお世話を堂々としたい、というご婦人と話をした。
「猫のために、自分ができることをやりたいんです」と熱心に語る。

- 猫のためといいながら、猫のためにならないことをやっちゃってる人が結構いるんです。猫のためじゃなくて、結局、自分が餌をあげたいだけという人がいるんですよ。 -

そう言うとそのご婦人は、「猫のためじゃダメなんですか」と少女のように頬をぶくっと膨らませてこちらを睨んだ。
あれ、話の腰を折っちゃったかな、と思いつつ続けた。

- それは基本なんですけどね。単純に猫のためというだけでは、避妊去勢手術をしても、掃除をしても、猫に餌を与えるだけの活動で終わることが多いんです。頑張っているのにそれで終わったらもったいない。猫のためだけじゃなくて、ご近所トラブルの解消とか、地域のためという意識を持ちづづけて活動することが、実は一番、猫のためになるんですね。 -

ご婦人は、「それはわかっています。だから手術もしているし、掃除もしているけど、周囲の人がわかってくれない」とますます頬を膨らませていく。

- だからね、猫の世話を堂々としたいというのではなくて、猫が地域に受け入れられるための活動をしようというように発想を転換することから始めたらいいのだと思います。そういうニューカマーが猫ボラにも必要なんですよ-

「ニューカマーですか?」

- そうです。地域社会に目の届く新参者の猫ボラです -

あなたは、猫のために自分ができることをしたいと仰った。
何のために猫の世話をしようとなさるのか。
何が本当に猫のためになるのか。
それがはっきりと自分の中で見えてきたら、
一緒に町会長のところに行きましょう。

(いつか続く)



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